夕方の海。

RICOH GR IIIx

夕方の海。2年前の沖縄にて。
毎日、一緒にいるから忘れがちなんだけど、自分自身と子供たちの時間軸というか、時の感覚の違いに、時々、ハッとさせられることがある。
この写真を撮った時だって、私にしてみれば「2年前の沖縄旅行なんて、つい先日のよう」という感じだけど、写っている娘にしてみれば、中学生にとっての2年間なわけで…。
はるか忘却の彼方だけれども笑、自分の中学生当時の感覚をなんとか思い出してみると、2年間って途方もなく長い、永遠のような時間ですよね。

時間と記憶…。いろいろ考えると切なくなってしまうところがあるんだけど、今はスマホで膨大な写真と動画を残せるから、自分の子供たちが大人になった時に振り返ったら、より記憶が鮮やかに蘇ってくるのかもしれない。一方で、自分の世代のように「実家に帰ったときにだけ見るセピア色の写真」で思い出すというのも、悪くないね。今と昔、どちらが良い悪いってこともないけど、世代全体の精神性や紡ぎ出す物語の質は変わってくるのかな、とも思う。

在来線の思いで

FUJIFILM X-Pro3

X-Pro3を3度目か4度目の再購入になったわけですが、今回は「写りすぎないMFのレンズ」の組み合わせに、こだわってみようと思いまして。
一緒に買ったのは、全て10000円以下の、銘匠光学 (TTArtisan)のレンズ3本なのでした。3本で2万円代ってすごいね笑。結果は、大満足。

春がこない

HASSELBLAD X2D 100C XCD 2,5/55v

例のやつ(スギ花粉)のせいで、鼻が詰まってぼーっとしている。
はっぴいえんどの「春らんまん」では、「暖房装置の冬が往くと 冷房装置の夏が来た ほんに春は来やしない」と歌っていましたが、1971年当時の含意としては「春って、すぐ過ぎちゃうよね」ということなのかもしれませんが、今となっては「花粉のせいで外出もままならず、春を満喫できない」という状況に、皮肉にもぴったりと合うのでした…。