昨日に続いて、F0.95の花。
「格安レンズ解放で花の撮影散歩」が、ほんと楽しい。
タグアーカイブ: 富士フイルム
海と三人。
海と三人。
ステレオタイプなへっぴり腰
ステレオタイプなへっぴり腰。
吊り橋にて。
昨日の投稿の帰り道。
うまいコーヒー
うまいコーヒーと待ち人。
フジフイルムが、もろもろ炎上している件。
あんまり、この種のことには、ツイッターでもブログでもコメントしない方針ではありますが。ひとこと。すぐ削除するかもですが笑。それに、 ひとこと、と言うには長いけど笑。
最初にフジフイルムの経営陣を擁護するなら、まず、大前提として日本企業には「失われた数十年」という、非常に経営が苦しくて会社が明日にでもなくなってしまうかも?という状況が長かった、という背景があると思います。
そこを経験してきた経営幹部には艱難辛苦を乗り越えた、いろいろな思いがあるはず…。特に財務という観点、IR(投資家対応)という観点でいえば、在庫は常に悪なんですよね。「在庫は罪子」っていうくらいにね。
だから、一定以上の年齢層の経営陣にとっては、というか、多くの日本企業の経営幹部のセオリーでいえば、「ダブついた在庫がある=異常」で、「ダブついた在庫がない=正常」が、染み付いてしまっていると思う。「在庫がなくて機会損失が発生するリスク」以上にね。
投資家に対する説明では、ずっと、そういう認識が求められてきたはず。もちろん、「消費者に製品やサービスは行き届いているか」ということも投資家は気にしてきたはずだけど、「在庫が適正か?」という質問は「在庫を抱えすぎていないか」と完全に同趣旨だったと思う。「ダブついていない=適正」というのが、経営と投資家、記者側の共通認識で、数十年来たんだと思う。インフレを経験するのは数十年ぶりだからね。
さらに言えば、今の経営幹部が入社して以来、「売れすぎちゃって消費者に届かない」なんて状況、この4〜5年くらい以外は経験したことがないと思うしね。 これは、フジに限らず、ほとんどの製造業幹部に当てはまるかもしれないですよね。
だから、今回の問題の本質は、数十年染み付いた「デフレ=ものあまり」から「インフレ=もの不足」への、日本人の認識の転換なんじゃないかと。
それだからこそ、一般の消費者がいない投資家や記者しかいない質疑応答の場では、あくまで、業績とか財務の問題として、今の在庫はまったく問題ない、って発言になったのかなと推察する次第です…。
ここまでが、私から、愛する富士フイルムへの、最大限の擁護です笑。
じゃあ、フジフイルムの認識や世の中に対する情報発信が全て正しくて、ネットでの世論の受け止め方が間違っているのかというと、そうでもないかなと。
だって、他のメーカーも手に入らない機種が多いですが、経営陣がそんな発言して炎上してないですよね笑?(してるかもしれないけど、世の中への打ち出し方には工夫してる?)あと、正確には検証していないですが、フジは、他のメーカーに比べて、手に入らない度合いが強いように思います。
さらにいえば、世の中への打ち出し方も下手だったと思う。だって、上記のようになるべく背景を探ろうとしている私自身ですら、フジ製品を買いたくて買えないことが何度もあって、心穏やかじゃないわけです苦笑。そのような発言を幹部がしてしまったのなら、後でテキストで公開する際に、ファンに誤解を産まないように、補足とかすればよかったのに、と思う。ファンを大事にするならね。
そこに、「ライカを目指す」というようなもろもろの発言がリンクして、フジ批判、フジ離れが起こっちゃったのかなと思う。
だから、今回の炎上は単に「ライカを目指したいから、価格を上げるために供給を絞る」ってことだけじゃないとは思う。もっと深いのかなと。そして、私自身、フジが大好きだから、複雑な思いです…。
これからも、私自身はフジフイルムファンじゃなくなることはないと思うし、たぶん、これからもフジを買うけど、「残念」と思ったのは、事実ですね〜。
結論からすると、たぶん、私はこれからもフジを買うってことですね笑。フジ、頑張ってください。
海への疾走。
海への疾走。
X-Pro3と7Artisans 18mm F6.3 IIの組み合わせ、すごくいい。