なんだか昭和の女優のポートレート感があるな笑。ろくちゃんは男子だけど笑。GFX100RFで1:1のアスペクト比、「ACROS」で撮影。
カメラに対して「シンプルでやれることが少ない方が撮影に集中できる、楽しめる」という考え方があると思う。その点、GFX100RFには「アスペクト比が9種類」「デジタルテレコンが4段階」「フィルムシミュレーションが20種類の」もある。つまり、720通り笑。
私はLeicaM型も何台か所有していたので「シンプル」なのも好き。一方で、フジのカメラもたくさん使ってきいてフィルムシミュレーションを「いじる」のも大好き。EVFや液晶を見ながら、あ〜でもない、こ〜でもないと迷うのが楽しいから。要は、「シンプル派なのかいじる派なのか」が、自分のなかでキッパリ分かれていなくて、その日の気分や、時期によったりする。
ただし、フジのフィルムシミュレーションを楽しむ大前提として「自分が操作しやすいFnボタンに配置する」ことが重要。だから、これまでフジのカメラを使う際はEVFを覗きながら、最小限の動作で操作できるようにカスタマイズ設定してきた。
では、GFX100RFはどうかというと、物理ダイヤルが多数あるので、その点もクリアされる予感。すでに、いろいろカスタマイズしていて、アスペクト比、画角、フィルムシミュレーションの3つともEVFを覗きながら戸惑わずに選択できるようにした。
これまでも、アスペクト比やデジタル的に画角を選べる、あるいは超解像的にズームできるカメラを所有してきたけど、「一手間」「ワンクッション」があることで、積極的には楽しんでこなかった。でも、物理ダイヤルやボタンをカスタマイズ設定したGFX100RFだと、自分の体の一部のようにかなり直感的にいじれる気がする。なので、GFX100RFの売り文句にあるように、アスペクト比を自由に楽しんでみたいと思う。

ただし、その場合、本来用意されているアスペクト比ダイヤルは「C」に設定する必要があるため、写真の専用ダイヤルを使わなくなってしまう。これだけのスペースをとってるわりと大きなボタンだし、デザインもよいので、このダイヤルが無用の長物となるのは、ちょっともったいなくはある。しかも、他の機能を割り当てることもできない。そこは悩ましいんだけど、このアスペクト比の専用ダイヤルは、EVFを覗きながらはとてもいじれない位置、強さにあるので、私の使い方では、いたしかたないのであった。
