ユー、こっちきなさい

920141_4191524805772_966075552_o

たぶん、10年前くらいの写真。flickrにアップしても、日時もカメラの機種も表示されず。なんのカメラだったか、全然、思い出せない…。

しかし、この時の状況は、はっきりと思い出せます。娘には申し訳ないけど、突然のできごとに、けっこう笑ってしまったのだった笑。

家族でタイの寺院を訪れた時のこと。汗をぐっしょりとかくほど、すごく熱い日だった。しかし、そんな暑さでも、「女性はあまり肌を見せてはいけない」という寺院のルールがあったので、ご覧のように娘には肩から布をかけていたんですよね。

そしたら、突然、通りかかった写真のインド人っぽい観光客の女性が、「ユー、こっちにきなさい」的に、私の娘の腕をわりと、ぐいぐい引っ張って抱き寄せちゃいまして。一瞬、「え!?何事か!?」と思って緊張したけど、女性は同行する家族に「この子と一緒に写真を撮って」みたいなことを言っていてので、まあ、それならいいかと思って止めずにいたんですけど。

娘の民族衣装っぽい布をかけた格好から、タイの子供と思われたのか…。単に、かわいいと思ってくれただけなのか…。理由は判然とはしませんが、ご覧のように、もう「あなた家族ですか?」「あなたが産んだんですか?」ってくらいに、力強くギュッと抱きしめだしまして苦笑。この女性と縁もゆかりもないんですけどね笑。

日本でも、年配の女性は小さな子供に話しかけたりしてきますけど、ここまで熱い抱擁をしてくれる人は、なかなかいないですよね笑。

そうこうしているうちに、さらに白人の観光客の一団が、そこを通りかかったのですが、なぜか、便乗するかのように、私の娘とその娘を抱きしめるインドのご婦人の二人を、パシャパシャ、写真で撮り始めて笑。たしかに、よく見るとご婦人の洋服と娘の布の質感が似ていて、図らずも「セットで民族風な人たち」になってるんですよね笑。

娘は突然の出来事で怖かったと思うけど、なぜかサービス精神を発揮して、ピースをしだして笑。恐怖とサービス精神が入り混じった表情と、弱々しいピースは、そのためです笑。